航空無線通信士|航空特殊無線技士の合格率と難易度の分析

航空無線通信士
2025年2月期
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航空特殊無線技士
2024年10月期
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パイロット
 

試験対策、いつから始めますか?
早めの対策で合格率はグンっと高まります。

「すぐにでも過去問の解説が見たい!」という方は 過去問の解説 をご覧下さい。

半数以上が不合格??
航空無線通信士|航空特殊無線技士の合格率(難易度)

 
国家試験の合格率(年平均%)

航空無線通信士と航空特殊無線技士の合格率

  平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 平成30年 令和1年 令和2年 令和3年 令和4年
航空無線通信士 37.5 31.2 41.8 38.1 39.1 42.2 41.7 38.1 37.5
航空特殊無線技士 74.1 76.8 77.2 75.5 80.4 77.1 75.8 77.4 78.9

航空無線通信士(航空通)の合格率は、
約4割
航空特殊無線技士の合格率は、
7~8割
航空無線通信士の合格率を見ると、
国家資格の中では難関ではないですが、
6割近くの受験者が落ちてしまうのが現実です。
※合格率が公式公開されている年度までを反映

もちろん不合格になってしまった人も、
過去問や市販教材で勉強(独学)をして、
合格するつもりで試験に挑んでいます。

にも関わらず、 半分以上の受験者が不合格となっています。

航空無線通信士の場合は試験は年に2回のみですので、1科目でも落とすと資格取得時期が大きく遅れてしまいます。
また航空無線通信士の資格を持っていると、倍率の高い航空業界(特にパイロットや管制官)への就活では有効なアピールポイント となります。
だからこそ、他の国家資格よりも“1発合格”を意識した対策をおすすめします。

合格率を最大化する為には、
過去の受験者データから不合格の原因を考えることが最も効率的です。

航空無線通信士はなぜ合格率が低いのか?
“低合格率の最大の原因”は○○(漢字二文字)

低合格率の原因を解析するために、
航空無線通信士の最難関科目「英語」の、
「低合格率の原因と対策方法」をまとめた解説動画を用意しました。
合格率に直接影響する内容ですので、これから航空無線通信士の試験対策を始める方はぜひご覧ください。

 

解説動画は2012年に作成したものですが、
航空無線通信士の、
“低合格率の原因”“合格率アップに必要な対策方法”は、
今でも全く変わりません。

合格率を高める為にまず知っておくべきことは、
低合格率の理由、すなわち、
“不合格の原因”
です。

なぜなら、
不合格原因を無くすように対策すれば、
“嫌でも合格率が上がる”
からです。(実績に基づいています)

つまり航空無線通信士の合格率の最大化は、
低合格率の原因を徹底分析し、その原因を潰すように対策をする。
ことで達成できます。

とは言うものの「原因分析なんかしてる暇ないよ・・・」、という方も多いでしょう。
ですが安心して下さい。ここで当講座の出番です。

私達は2009年~2012年にかけて、航空無線通信士の受験者68名に対して、
実施した対策方法と、合格及び不合格要因についてのヒアリング調査を行いました。

その結果、
“不合格者に共通する7つの要因”
があることが判明しました。

それを一言で言うと、

“独学” です。

正確には、“間違った独学” が低合格率の最大の原因です。

調査の結果、
航空無線通信士の不合格者の9割以上の人が、
7つの “共通する要因” で、不合格グループに入ってしまうことが分かりました。
この7つの要素こそが “間違った独学” の実体です。

航空無線通信士 不合格の7大原因

以下詳細です。

 

第1位
 難解な教材(参考書/過去問)で対策をスタートしてしまう

航空無線通信士と航空特殊無線技士の唯一の公式教材(参考書)は、 電気通信振興会出版の参考書です(下写真)。

ただ残念な事に、
この教材(参考書)で学習を進めるには、致命的な問題があります。

それは、
法律の原文をそのまま載せた様なカチカチの硬い文章かつ、専門用語が頻出するので、
理解するのが非常に難しいという問題です。
※読んだことがない方は、一度書店で手に取ってみてください。

この様な難解な教材(参考書)で学習をスタートすると、なにが致命的なのか?

それは、
学習モチベーションの低下
です。

これから試験対策を開始しようと意気込んでいるところで、スタートダッシュでモチベーションを消されてしまう。。。
これが、公式の教材(参考書)で学習を開始する最大のリスクです。
※こちらは実際に不合格者の中で、
「最初にこの教材(参考書)を使用して対策した受験者」から一番多く寄せられた声(不合格原因1位)です。
※不合格者43名の内38名該当(88%) で最多グループとなりました。

モチベーションの流れをまとめると、
公式の教材(参考書)を購入
    ↓
理解が難しい、もしくは物凄く時間がかかる
    ↓
モチベーションの低下(実は一番重要)
    ↓
学習時間・記憶力の低下(グダグダ学習)
    ↓
試験本番までに、合格に必要な知識が身に付かない
    ↓
不合格・・・

では合格者はどういった教材を使用したのか?
最も多かった解答は、
「市販の教材は購入したがあまり使用せず過去問をとにかく解いた」
という回答でした。
ただ過去問にも落とし穴があります。
それは、ほとんど解説が無いという問題。

ではなぜ合格者の人は、解説がほぼない過去問から解法を理解する事が出来たのか?

 ・英語が元々得意だった
 ・理系で工学の基礎知識があった

つまり、英語が得意な理系タイプ、もしくは物理が得意な文系タイプが合格者に多かったのです。 調査結果では合格者の76%に該当しました。 (合格者25名の内19名該当)
元々過去問の解法を理解していたのでモチベーションの低下が起こらなかった。
という事になります。

英語か物理、少なくともどちらかに苦手意識のある人の方が多数派ですが、
そういった方が、
“公式の参考書や過去問のみ”
を使用して対策を開始することが合格率低下の最大要因
という事になります。
航空無線通信士の合格率が約4割になるのも説明がつきます。

学習効率は「モチベーション」によって決まるといっても過言ではありません。
だからスタートの教材(参考書)選びは本当に重要です。

 

第2位
 参考書を理解する為の、数学・物理・英語の基礎知識の不足

前述の公式教材(参考書)や過去問は、
高校レベルの数学・物理・英語の基礎知識があるのが前提で書かれています。

当講座でも市販の対策教材(参考書)調査は定期的に行っていますが、
例えば「工学」であれば、
フレミングの法則、電気回路の知識、オームの法則、logの計算、

「英語」であれば、
英文法の知識、リスニング力、英単語力
などを知っている前提で書かれています。

これらの基礎知識が不足していることが、
航空無線通信士、
“不合格原因の第2位” に上がる理由です。

なぜなら、多くの人は市販の教材(参考書)内に出てくる、
数学・物理・英語の基礎知識を忘れてしまっている。からです。

その為、市販の教材(参考書)を読んでもなかなか理解出来ない・・・、
なので多くの受験者には、
“事前知識がゼロ”でも理解できる教材(参考書)が必要なのです。

実際の航空無線通信士|航空特殊無線技士の例としては、
工学の頻出問題「電圧利得」を求める問題もその一つです。
市販の教材(参考書)では、
logという数学の基礎知識がある事を前提にしているので、
logを知らないとその教材(参考書)を理解できない もしくは、
理解にものすごく時間がかかる
ことになり、結果として100%の理解に至らず、合格率の低下につながります。

ですが安心してください。
“logの知識ゼロでも簡単に正解が分かる解き方”
過去問の解説ページ で紹介しています。
航空無線通信士では試験3回に1度は出題されている超頻出問題ですので、
チェックして少しでも合格率アップにつなげましょう。

 

第3位
 英文読解の「解き方」が身についていない

航空無線通信士の最難関科目(合格率が最も低い)である「英語」の対策でも、
市販の教材(参考書)や過去問での独学には、気を付けないといけない危険が潜んでいます。

それは、
正解に至る “解き方” が身につかない
事です。

実際に市販教材(参考書)をみれば分かりますが、
解答のぺージには、ほとんど解説が書かれていません。

なので

・なぜその解答に至ったのか
・どうやって正解にたどり着くのか

が分からないのです。

その結果、
何度過去問を解いても、内容がちょっと変わるだけで対応できない という状況に陥ります。

航空無線通信士の「英語」の攻略に必要なのは、過去問をたくさん解いた経験 ではなく、
解答までのプロセス(なぜその答えになるのか) です。

これは英語に限らず、航空無線通信士|航空特殊無線技士のすべての試験科目に共通して言えますが、
特に英語は解法プロセスの重要性が非常に高い科目です。
なぜなら過去問と全く同じ英文は出てこない(丸暗記では解けない)からです。

 

第4位
 英会話(リスニング)対策が出来ていない

航空無線通信士では英語が「最難関」と言われる理由の一つに、
リスニング試験 がある事
が上げられます。

英語のリスニングは普段接する機会がない人も多く、
実際に受験者調査では、英語の受験者の4割程度が「リスニング対策ゼロ」の状態で試験本番に挑んでいるという結果が出ています。
また調査結果から、対策はしていてもその対策方法に根本的な間違いがあることが分かりました。

実際に2012年の航空無線通信士の英語で不合格となった矢沢さん(以下Yさん|当試験対策講座を未受講)から、以下の様な相談をいただいたので紹介します。

Yさん:「航空無線通信士のリスニング対策をしたんですが、リスニングで不合格でした。」

講師:「どういった対策をしたのですか?」

Yさん:「TOEICのリスニング対策教材(参考書)を使って、毎日英語を聞きました。」

ここに根本的な対策方法の間違いがあります。

この間違いは、当ページ上部の動画でも解説しましたが、
航空無線通信士の試験に出る英単語は、TOEICなどの「一般英語」とは違う。
という事を理解していない為に発生します。

そこに気づかず、「一般英語のリスニング力」を必死に鍛えても、
航空無線通信士の試験には 航空英語(一般英語には出てこない単語)が多く出題されるので聞き取れないのです。

※当たり前ですが、英単語を聞き取るためには、

・その単語の存在を知っている
・その単語の読み方を知っている

必要があります。

また航空無線通信士のリスニング試験にはもう一つ、大きな落とし穴があります。
英語の試験は、

①筆記
②リスニング(英会話)

の2つに大別されており、計105点満点 で、
合格点は 60点 です。

しかし! 実はリスニングには、
小問合計点が基準に満たないと合計60点以上でも不合格
という条件がります。

具体的にいうと、
英会話(リスニング)は 7問 × 5点 の 35点満点
このうち、15点以上を取らないと、筆記が満点でも不合格となります。
7問中3問正解すればいいのですが、特にリスニングに自信がない人には一つの関門となります。

筆記は出来たけど、リスニングで不合格・・・。
そうならない為には、航空英語の知識 が必須なんです。
動画中でも何度も言っていますが、ここは本当に重要な事なので何度でも言います。

航空無線通信士の英語対策には、一般英語だけでなく、航空英語の知識 を身につける!

具体的なリスニングの攻略ポイントは 過去問の解説ページ をご覧ください。

 

第5位
 航空分野の背景知識が足りない

航空無線通信士と航空特殊無線技士の問題を解く上で、
航空に関する背景知識を必要とする問題が多く出題されます。
航空無線に関する国家資格なので当たり前のことですが、例えば頻出問題では以下のようなものがあります。

実際の頻出問題パターン

・管制官やパイロットがすべき事を問う問題
・飛行機が使う計器類や無線機器に関する問題
・航空無線(ATC)で使用する用語に関する問題
・航空法に関する問題(遭難事態と緊急事態の違いは超頻出問題)

上記は全て、
日常生活には決して出てこない “航空に関する背景知識” を問われる問題です。
日頃触れることがないということは、試験対策で始めて触れることになります。(背景知識ゼロの状態)

そして過去問や市販教材(参考書)等で学習を進めた場合、
そこには通背景知識などについての解説はほとんど記載がありません。
そのため、過去問の答えを丸暗記することはできますが
背景知識自体は身につかない
という問題にぶつかります。
背景知識がないとどうなるとどうなるでしょう?

ちょっとでも応用した問題が出ると、正解率がものすごく低くなってしまいます。

なので応用問題の正答率を高めるには、問題の背景(特に航空に特化した内容)を身につけておきましょう。

 

第6位
 電気通信術の試験内容を理解していない

電気通信術は、航空無線通信士|航空特殊無線技士どちらにも必要な科目ですが、
試験直前まで対策が放置されがちな科目です。(不合格者調査より)
調査では4割程の受験者が「まともな対策も出来ていない」と答えており、
試験内容すらよく分かっていないという人も1割強いました。

電気通信術の試験内容は、
 ①書き取り(受話)
 ②面接(送話)

の2つのパートに分かれています。

そして電気通信術を受験する上で一番重要な事があります。
それは上記の2つとも、 減点方式 の試験であるという事です。

なので減点項目(何をすると減点になるのか)を把握して、
それに該当しないようにすれば、当然、不合格になることはありません。

しかし、減点方式である事を知らずに受験した人の割合はなんと 約7割 に及びました。
※もちろん減点項目を知らなくても合格する人もいますが、
知っていれば合格率は格段に高まります

以下が、航空無線通信士|航空特殊無線技士の電気通信術で不合格になる人の鉄板パターンです。

「減点項目」を知らずに本番に挑む
     ↓
ぶっつけ本番で、知らないうちに減点項目に該当する行為を連発
     ↓
手ごたえはあったが、結果は不合格。。。

実は私、代表講師の伊藤も、
航空無線通信士の初受験の際、なめてかかっていた電気通信術は科目不合格となってしまいました。
このときは全身ががひきつるほど悔しい思いをしました・・・。
当時、倍率の高いパイロットへの就活を目前に控えていた私は、面接でのアピールポイントとなる 航空無線通信士 をなんとしても取得して、
差別化の難しいパイロットへの就活での一つの武器にしたいと思っていました。
他の科目がすべて合格でも、資格取得まで最短でも半年の遅れを取ることになりました。

身をもって言います。
「電気通信術、本当になめたらアカン」

後から気づいたのですが、試験当日の私は減点項目にいくつも該当していました(T_T)
その大きな項目の一つに、
「品位」という項目があります。
この項目だけで最大で15点の減点となります。

「品位」とは、

・フォネティックコードの発音の正確さ
・間違った時の、「訂正」の使い方
・「始めます、本文」と「終わり」等の用語をしっかり言う
・全体を通しての聞き取りやすさ

という複数の具体的な要素によって構成されています。
これらの事が出来ていないだけで、15点も減点される可能性があるのです。
※合格点は80点

この他にも、合否に直結する減点項目が複数あるので。
電気通信術に不安がある方、合格率を高めたい方は要確認です。

 

第7位
 合格に不要な学習に時間をかけてしまう

市販の教材(参考書)では、
航空無線通信士|航空特殊無線技士の試験に一度も出題されない、マニアックかつ実用性が無い情報が半分以上を占めています。
ここでの注意点は、
これらのマニアックな知識は合格には全く“必要ない”
ということです。

教材(参考書)の内容を全て把握していくということは、
合格する為には全く必要のない内容を必死に学習している
ことになります。

この様な学習方法だと当然膨大な時間がかかります。
しかし受験者には、会社勤めの方も多く、自由時間は限られているケースが多いのが現実です。
結果として、試験当日までに合格に必要な学習を終えることができない。
このように不合格者の中には、対策が時間的に間に合わずに本番を迎えている人が多いのです。

<補足>
また意外かもしれませんが、国家資格内の専門的知識のほとんどは、管制官、エアラインパイロットとしても実用上必要ありません。
※なので現役の管制官やパイロットに今すぐ試験を受けさせたらほぼ間違いなく不合格になると思います^^;

それでも受験するのは、資格自体が必要 だからです。

つまり受験目的は、
専門知識を身に付ける事ではなく、
合格して航空無線通信士|航空特殊無線技士の資格を取得する
ことのはずです。

だからこそ、“合格に必要な対策” にフォーカスして学習を進める事が大切なのです。

※市販の教材(参考書)を全否定している訳ではありません。上述の通り、専門的知識を身に付けるのには有効です。
しかし航空無線通信士|航空特殊無線技士の 合格率アップの為の教材としては不適切 なんです。
実際に独学の人の約7割は市販教材(参考書)を使用しており、その結果前述の合格率となっていることを忘れてはいけません。


以上、不合格の原因TOP7でした。
またこの他にも

・英文法・英単語の知識が非常にない
・十分な学習時間が取れない
・「法規」の暗記個所が試験ごとに変化して覚えられない
・本番で遅刻して受験不可(遅刻は厳禁です。原則1分でも遅刻すると部屋に入れてもらえません!)

などの声もありました。

これから航空無線通信士を受験予定の方は、
同じ原因で不合格にならない様
「不合格の7大原因」を排除した
対策を開始することを強くお勧めします。

最善の勉強方法は?

これまで対策方法の注意点を紹介してきまたが、
結局一番いい勉強方法はなんなの?!

あくまで航空無線通信士|航空特殊無線技士の”合格”を目的とした場合、
自信を持って“最善の対策教材(参考書)”といえる教材、

それが
航空通攻略バイブル

航空特殊無線技士攻略バイブル

不合格の7大原因を “すべて排除”  した教材により、開講以来継続して“9割近い合格率”を維持している教材です。(国家試験の合格率は約4割)
徹底した受験者調査と、エアラインパイロットの経験に基づいた編集により、
日本唯一、”知識ゼロから最短1発合格をする為の教材” をここに用意しました。
※バイブルは、最新の国家試験の内容に合わせて毎年進化しています。

その他の情報は下記をご覧ください。

 ・教材の内容と過去問解説 → 無料で対策

 ・当講座の詳細/著者  → 講座の特徴

 ・受講者のレビュー → 合格者の声